マクラーレンは、F1ドライバーのランド・ノリス選手自身がデザインし、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)によりパーソナライズされた「765LT Spider」を公開した。
23歳のランド選手は、自身のロゴを取り入れたユニークな仕様を作り上げた。このMSO Lando Norris 1 of 1 は、グロス・ブルー・ティント・ビジュアル・カーボン・ファイバーのエクステリアに、アクセントとして細部にサテン・ビジュアル・カーボン・ファイバーが映えるデザインとなっている。
この仕様は、1981年の革新的なF1 カー、MP4/1 以来、軽量かつ強固なカーボン・ファイバーが、マクラーレンのすべてのロードカーとレーシングカーのベースとなっていることを現している。
ランド選手の765LT Spider の特徴的なエクステリアをさらに引き立てているのが、サテン・ブラックのホイールと、対照的なランド・イエローのブレーキ・キャリパーとなる。このカラーは、4本のラインからなるランド・グラフィック(ランドのレースナンバーが4であることに因んだもの)でも使用されている。これを右側のアイソケットとアクティブ・リアウィングの下に配しており、後者はウィングがハイ・ダウンフォースの際にだけ、チラっと見える演出になっている。またリアウィングの上面には、サテン・ビジュアル・カーボン・ファイバーのインサートに、グロス・ブルー・ティント・ビジュアル・カーボン・ファイバーでMSO のロゴをあしらっている。
ほかにもエクステリアには、3種類のカーボン・ファイバー・エクステリア・アップグレード・パックをすべて使用している。これには、フロント・スプリッター、フロント・フェンダー&リア・ディフューザー、エア・インテーク、サイド・スカート、ドアミラーが含まれる。
ルーフのトノーとリア・エアロ・ブリッジもMSO ディファインド・カーボン・ファイバー仕上げで、同じくMSO ディファインド・カーボン・ファイバーのボンネットには、軽量なダーク・クロームでマクラーレンのバッジがあしらわれている。
加えてステルス・パックも使用して、リアウィングの可動メカニズムと、特徴的な4本出しのチタン製エグゾーストは、抑えの効いた仕上げとなっている。
さらにインテリアには隠れた特徴もある。その最たるものが、ドアを開けると現れるMSOカスタム・ダーク・ティント・カーボン・ユニオン・フラッグ・シルで、ここにはランド・グラフィックも施されている。
またMSOカスタム・ステアリング・ホイールはブルー・ティント・カーボン・フェードで、そこに白のトップマークとランド・イエローのランド・グラフィックを配している。
足元はパッセンジャー側も含め、LN4のロゴとネイピアのステッチをあしらったMSOカスタム・フロアマットで覆い、その奥のペダルはブルー・アノダイズとなっている。この魅力的なインテリアには、ユニークなMSOデディケーション・プレートもはめ込まれ、ランド選手自身による特注であることを証明している。
パーソナライゼーションの締めくくりとして、キーフォブもグロス・ブルー・ティント・ビジュアル・カーボン・ファイバーで仕上げられ、ランド・イエローのランド・グラフィックがあしらわれている。
McLaren 765LTは、栄えあるロングテールの名を受け継ぐ最新のモデル。最初にロングテールの名で呼ばれたのは、伝説の1997年McLaren F1 GTRだった。
765 LTは、4リッターのツインターボV8エンジンが最高出力765PS、最大トルク800Nmを発生し、0-200km/h加速わずか7秒という猛烈な加速力を誇る。驚異的レベルの一体感、超軽量な車重、サーキット生まれの洗練されたサスペンションが、圧巻のドライビング・エクスペリエンスを生み出す。
765LT Spider は、わずか765台の限定生産で、すべて売約済みでだが、その中でもランドの 765LT Spiderは、最もエクスクルーシブな1台といえるだろう。
■マクラーレン・レーシングF1ドライバー ランド・ノリス選手のコメント
「僕はこれまで様々なマクラーレンをドライブする機会に恵まれましたが、これは自分でデザインした最初の1台、僕自身を体現したマシンです。僕はカーボンに目がないので、カーボンは多いほどいい。でも、自分のロゴで埋め尽くしたいとは思いませんでした。少しさりげない感じにしたかったのです。MSOは僕のビジョンを見事に実現してくれました。初めてのカスタムカーをマクラーレンとMSOにデザインしてもらい、自分の想像を超える完璧な1台となりました」
■マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)&モータースポーツ責任者 ミック・マクドナー氏のコメント
「765LTはお客様の想像力を大いに刺激してきましたが、今回はランドの夢のマシンを実現することができ、たいへん光栄に思います。非常にユニークなデザインとルックスで、息を飲む1台となりました。私たちのビスポーク・サービスに対する需要は、前例がないほど高まっています。このマシンは、スペシャリストによるデザインと優れたクラフトマンシップをお客様にご利用いただけることを示す、スタイリッシュな好例といえるでしょう」
関連情報:https://cars.mclaren.com/jp-ja
構成/土屋嘉久
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